10月19日「伊勢の神棚の日」
日本記念日協会が「伊勢の神棚の日」を認定。登録証授与式を開催します。

神棚 神具の製造販売 株式会社宮忠 (みやちゅう 本社:三重県伊勢市 代表:川西治正)は、多くの方々に伊勢の神棚とその製造技術を知っていただくことで、伊勢の伝統工芸品の認知度を高め、伊勢の活性化を図ることを目的とし、10月19日を「伊勢の神棚の日」と制定し、一般社団法人日本記念日協会から認定を受けました。行政機関、伝統工芸関係団体、商業団体の関係者のご臨席を仰ぎ登録証授与式を開催します。

なぜ10月19日なのか

伊勢神宮の建築様式である「唯一神明造」を模した「伊勢の神殿」が、平成6年に三重県指定伝統工芸品として認定された日です。この日にもう一度光をあてることで、「伊勢の神棚」製造に携わる宮師が誇りをもって、伝統技術を若い世代に伝えていければと考えます。

日時 平成28年10月19日(水)  13:30?14:30
会場 外宮せんぐう館前宮忠本店


この件に関するプレスリリース

 

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外宮せんぐう館前宮忠本店にて、「三重ジョブ キッズキャラバン」が開催されました。
三重県の特長ある仕事「三重ジョブ」として、神棚・神具をお造りする「宮師」のお仕事を、キッズが体験するイベントです。
まず、「かんな掛け」を体験。木の表面がツルツルになったことに歓声が上がりました。

 

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そして「八足」の組み立てを体験していただき、いよいよメインのイベント、小さな「鳥居」を造りました。
紙やすりを使って表面の最終仕上げをして、しめ縄も取り付けて完成です。

 

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「お仕事」が終わるとお給料として、外宮界隈のお店で使える「ミーツ」が支給され終了です。
将来「宮師」のお仕事や「ものづくり」のお仕事を目指してくれれば、嬉しいですね。

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途中、中日新聞さんでお仕事体験中の記者たちが取材にきてくれ、弊社工場長が対応、鋭い質問も飛び出し楽しい記者会見になりました。

 

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また、今回のイベントをサポートしてくださった、キッザニアの住谷社長も、キッズ達の応援にご来店くださいました。
お店にキッズの声が響く、賑やかな日になりました。機会があれば、「お仕事体験」イベントに参加させていただければと思います。

いつもwebサイト「伊勢宮忠からみなさまへ」をご覧いただきありがとうございます。
「人物語り」(ひとものがたり)を更新しました。
第五回は、 第一製作部 川西弘志 でございます。

「人物語り」 第五回 第一製作部  川西弘志

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「受賞歴」を更新しました。ありがとうございます。
ネットショップ大賞2015年 年間三重県の銘店金賞 を受賞いたしました。

「受賞歴」ネットショップ大賞2015年 年間三重県の銘店金賞

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「人物語り」(ひとものがたり)を更新しました。
第四回は、 第一製作部 藤原孝行 でございます。

「人物語り」 第四回 第一製作部  藤原孝行

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「人物語り」(ひとものがたり)を更新しました。
第三回は、 第三製作部 主任 平松章良 でございます。
大きな木造の家を建て、両親に住んでもらいたかった。

そんな思いから、お話しさせていただきます。

「人物語り」 第三回 第三製作部 主任 平松章良
https://ise-miyachu.jp/?p=794

三月三十日に開催される神宮奉納大相撲

二百人以上の力士が伊勢に集い、迫力ある取組が繰り広げられます。

伊勢神宮内宮の神苑では白鵬、日馬富士の両横綱が土俵入りを奉納します。

宮忠歳時記

ise-miyachu.jp/category/history/

 

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伊勢神宮外宮前にございます、参宮あわびの伊勢せきや様本店の2階
あそらの茶屋でお使いいただく、専用のお膳を製作させていただきました。

あそらの茶屋は、伊勢せきや様自慢の食材や各種酒肴珍味の品を用いて、朝かゆや
和軽食を提供されるお店です。
古くから伝わる伊勢建築の技法を大胆に生かした建物で、柱には繊細な漆加工をほどこした、
趣のあるお店です。

 

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この度、製作させていただいたお膳は、細部にまで長年の神棚神具作りの技を組み入れたお膳になりました。

伊勢の伝統文化を守り育て、未来をも強く意識し特別な空間にしたいとのご趣旨に
少しでもお手伝いできたのでは思います。
御饌(みけ)の朝かゆ
伊勢神宮では、毎朝「朝御饌」と言って、神様にお食事を調理し奉納するお祭りがおこなわれています。
あそらの茶屋でも、古来の儀式にならい、御饌(みけ)の朝かゆを提供されています。
朝かゆの時には、写真のようにふたをしてお膳をお使いいただいております。

 

 

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お膳の下側でなかなかご覧いただけませんが、せきや様のご厚意で

私ども伊勢宮忠の焼き印も入れさせていただいております。

下の写真のお料理は「昼げ」として、午前11時から提供されています。
※「昼げ」には、ふたはつきません。

 

 

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めで鯛炊き込みご飯

 

 

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せきやの珍味とご飯

 

 

外宮へお参りの際には、どうぞ伊勢せきや様本店の2階あそらの茶屋へ、お立ち寄りいただき
伊勢の文化と食をお楽しみいただければ幸いです。

 

せきや本店2階 『あそらの茶屋』
朝かゆ 900円
午前7:30から午前9:30

昼げのしたく 900円から
午前11:00から午後2:30

カフェタイム
午前7:30から午後5:00

せきや様公式サイト 本店ご案内ページ
http://www.sekiya.com/shops/honten.html

 

 

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※地図をクリックしていただきますと、拡大表示されます。

 

伊勢せきや本店様から歩いて5分ほどで、宮忠外宮前本店がございます。
どうぞ、お立ち寄りください。

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「人物語り」(ひとものがたり)を更新しました。

第二回は、 第一製作部 主任 金子英郎でございます。
小さい頃、いとこのお兄さんから譲り受けた衣装ケース一杯のレゴブロックに夢中になり、
何かを造る事が好きになったところから、お話しさせていただきます。

 

「人物語り」 第二回 第一製作部 主任 金子英郎

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小さい時から、もの造りが好きでした。

考えて造る、喜んでいただけるものを造るというロマン。

 

 

小さい頃に、いとこのお兄さんから譲り受けた衣装ケース一杯のレゴブロックに夢中になり、
何かを造る事が好きになりました。

中学、高校時代には、車が好きで車のプラモデル、ラジコンに夢中になり、プラモデルでは、
より実車に近づけるにはどうしたらいいか、またラジコンではどうすれば速くなるかなどを考え・組み立てするのが楽しく、それらを友達に見せた時に驚く様子が嬉しくて。

小さな頃からずっと何かを造り続けてきたので、就職するなら物を造る仕事、考えて物を造る仕事、
伊勢で生まれ育ったので、伊勢に関わった仕事をしたいと思いこの仕事に着きました。

 

私は、第一製作部というところで、主に別注品を製作しています。

大きなお社から、小さなお社、神具までなんでも製作します。

「カタログに載っていないけど、こんな形のお社を造って欲しい」など、お客様のご要望にお応え出来るように造っています。

 

施主様の「この子はよくやってくれたよ、頑張ってやってくれたよ」が嬉しくて

 

仕事をはじめて3、4年くらい経った時、お客様の家の押し入れに御霊舎を組み込む仕事を、
初めて一人で任される事になりました。

技術も、経験も未熟で不安要素だらけのなか現場へ向かいました。
施主様は、年輩の方で椅子に座って私の仕事をずっと無言で見ていました。
とても緊張して手が震えながら仕事をしたのを今でも覚えています。
自分に上手く綺麗に出来るかわからないけれど、とにかく一生懸命やろうと。

自分に任された仕事だからやるしかないと思い必死で仕事をしました。

 

仕事の終わりに、施主様と、社長と私と最終の確認をしていた時に施主様が社長に、
「この子はよくやってくれたよ、頑張ってやってくれたよ」と言って下さいました。
仕上りはまだまだ駄目だったと思いますが、その一言がとても嬉しく思い、
また仕事に対して喜びを感じたのと同時に、お客様の期待に応えられるような仕事が出来る様に、
ならなければいけないとも思いました。

 

初めての仕事や大きな仕事など、自分に出来るのかといった不安や、
プレッシャーが辛いと言うか大変ですが、それを乗り越えて物が完成し、
お客様に喜んでいただけると何とも言えない達成感へと変わります。

 

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綺麗な仕上がりへのこだわり、音へのこだわり。
天からの恵みである材料へのこだわり。

 

こだわりにはいろいろありますが、特に全体の仕上りが綺麗に美しくなるように、
基本的な事ですが刃物をよく切らす事を意識します。

そうすると、つかなければいけない所が綺麗に付き、隙間が無くなりお社全体が
引き締まって綺麗に見えます。

また、お社の顔とも言えるお扉ですが、開閉時の「ギィー」という音を鳴らす事。
お扉のホゾ部分で調整するのですが、あまり鳴らせ過ぎると扉の開閉が硬くなり、
扉が割れてしまいます。柔らかくすると音が鳴りません。

祭事の時のお扉の音は、低目で絶え間無く鳴るのが自分なりにいいと思うので、
音にこだわって造ったりしています。

 

先輩から学んだ事はたくさんありますが、仕事の事で言うと木の使い方です。

天然の材木を使っているので、挽き割ったりすると色々な物が出てきます。

シミだったり、節だったり、ヤニだったりそれをなるべく出さないように木の見方、
また出てしまった時の木の使い方。

出てしまったから使わないのではなく、その木をどう使えば活かす事が出来るのか。
無駄にしなくてよいのか。という事も学ばさせてもらいました。

 

日本にしかない仕事。伊勢になくてはならない仕事。
伝統をしっかり伝える仕事。高みを目指してまいります。

 

後輩には、物を造る楽しさを伝えたいと思います。
図面と、頭の中にあるイメージが自分で部品を造り組み立てていくと、目の前で実物が出来上がっていきます。

自分の思い描いた通りに完成すると、とても楽しいですし悩んで苦労したほど達成感があります。

また、お客様に喜んでいただけると尚一層嬉しく思います。仕事ですから大変ですが、
その中でも楽しさを感じて仕事をしてもらえたらと思います。

 

お宮造りの仕事は、日本にしか無い仕事ですし、伊勢になくてはならない仕事だと思います。
お社の組み方、鉋の調子や、木を削るのに説明書やマニュアルもありません。
自分の指先の感覚や力加減など体で覚えるしかありません。

しっかり先輩から引き継いで、後輩へと繋いで行く。
伝統をしっかり引き継ぎ、若い世代の色も加えていくことも大切な仕事だと思いますので、
しっかりやっていきたいと思います。

このような仕事には上は無いと思いますので常に前進、腕を磨いて技術を高めていきたいと思います。

 

 

「また伊勢へ行きたいなぁ」と思っていただけるような宮造り

 

私は伊勢で生まれ育ちずっと住んでいますが、みじかなところに海・山・川があり、そして伊勢神宮があります。

とても良い所です。もし、家に私達が造らせていただいたお社、神棚をお祀りしていただくと、
伊勢神宮の雰囲気や伊勢の事を思い出していただけるような、

「また伊勢へ行きたいなぁ」と思っていただけるような宮造りをしていきたいと思います。

 

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金子英郎

昭和53年6月4日生まれ
平成9年3月 伊勢宮忠に入社
趣味:ルアーフィッシング