20年前の神宮式年遷宮の際に外祭神殿を造らせていただいたお客様が、今回の遷宮にあわせ今回も伊勢宮忠にお社を製作依頼していただきました。
その当時の先輩職人が何を感じながらこの神殿を製作していたのか、思いを巡らしながら工場で出来上がっていく神殿を毎日見ていました。
出来上がった神殿は今回の納入を控え製作現場に据えてありました。その間に皇学館大学の学生さんの工場見学や、市内小学校の職場見学、雑誌の取材撮影など多くの方に見ていただく機会をいただきました。
製作させていただくに至る経緯などを説明させていただき、その信仰心に深い頷きをされていたのが印象的でした。
東京まで納入は第一製作部という別注製作部の2人の職人が担当しました。大切な神殿を車で運び据付し既存の神殿を持ち帰ってくるという内容です。
既存の神殿は神社様にてお焚きあげをしていただきました。